種田山頭火 武雄温泉 宿泊 二日目。

昭和7年1月30日。晴、暖、滞在、宿は同前、等等等。

<この日も武雄温泉の油屋旅館に宿泊しているようだ。>

お天気はよし、温泉はあるし、お布施はたっぷり (解秋和尚から、そして緑平老からも) どまぐれざるをえない。

一浴して一杯、二浴して二杯、そしてまた三浴して三杯だ、百浴百杯、千浴千杯、万浴万杯、八万四千浴八万四千杯の元気なし。

きょうも一日はなまけるつもりだったが、おもいかえして、午後二時間ばかり行乞

よき食欲とよき睡眠、そしてよき性欲とよき浪費、それより外に何物もない!

とにかくルンペンのひとり旅はさみしいね。
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と、日記に記している。ウーン?!。要するに「風呂に入っちゃ寝」と酒を繰り返してるワケ?・・・大変失礼ながら・・・。

なんて思えるのは現代人だからか・・ちょっぴり羨ましくもあるが・・・。彼の凄まじい人生を考えると、そんな簡単で生やさしいものではなかったのも事実だが。

それにしても彼を援助してきた人は、振り回され正直大変だったろうね。しかもそのお陰がないと、彼が句界や文学に名を残すことはなかったろうから

そう言う意味で緑平老と書かれている方の功績は、本当に凄いものではなかったかと思う。

たいがい、天才や芸術家、作家のそばには、理解者と言うか援助者がいますね。

ところで、
後世から思えば、何かひとつでも武雄温泉の良いところを見つけて、誉めて欲しかったなあ。

(写真は現在の武雄市内。あの当時とは前々面影がない場所ですが。)

川は武雄川


by ta-ke-58-ta-xi | 2006-09-08 08:37 | 観光?